妻と既婚医師のダブル不倫が発覚|調査費用180万円を支払った36歳夫の体験談
「急患対応で遅くなる」と連絡してきた妻が、深夜に酒のにおいをさせて帰宅したことに違和感を覚えた36歳夫の体験談です。
相談者のSさんは、妻の勤務が不規則であることを理解していました。予定外の残業や勤務交代も珍しくない職場だったため、帰宅が遅くなっただけで不倫を疑ったわけではありません。
しかし、共有していた勤務予定が空欄になる日が増え、同じ曜日の深夜帰宅と、変わる説明が重なりました。Sさんは妻のスマホや勤務先へ踏み込まず、自分が聞いた説明と帰宅時刻を記録。約180万円の調査を経て、妻が既婚の医師と会っていたことを知ります。
相手男性にも妻がいたため、慰謝料を請求するだけでは終わりませんでした。相手男性の妻からSさんの妻への請求も始まり、二つの家庭の問題を別々に整理して離婚へ進むまでを振り返ります。
- 不規則勤務の妻に「急な残業」が増えた経緯
- 勤務先へ問い合わせず、確認できた予定と帰宅時刻を記録した方法
- 複数日に分けた調査で約180万円かかった理由
- 不倫相手も既婚者だった場合に、請求関係が複雑になった経緯
- 調査費用や慰謝料を単純に損得計算せず、離婚条件を整理した流れ
年代:当時36歳
性別:男性
職業:広告代理店勤務
地域:東京都練馬区
家族構成:35歳の妻、子どもなし
主な違和感:急な残業、共有予定の空欄、説明と合わない深夜帰宅
具体的なきっかけ:「急患対応」と聞いていた夜に、妻が酒のにおいをさせて帰宅したこと
相談段階:探偵へ調査依頼後、弁護士へ相談結末:相手方の家庭を含む請求関係を整理し、離婚
共働きで、日曜日に翌週の予定を確認していた
当時のご夫婦の生活について教えてください。

当時、私は36歳で、都内の広告代理店に勤めていました。妻は35歳で、都内の総合病院に看護師として勤務していました。子どもはおらず、練馬区内の賃貸マンションで二人暮らしをしていました。
妻とは社会人のフットサルサークルで知り合いました。私が30歳、妻が29歳のときです。私は平日の帰宅が遅く、妻には夜勤もありましたが、休みが合えば一緒に外食したり、近場へ出かけたりしていました。2年ほど交際して結婚しました。
勤務時間が違うため、日曜日の夜に翌週の予定を確認するのが習慣でした。妻は勤務表を見ながら夜勤や休みを共有カレンダーへ入れ、私は会食や撮影の予定を書き込みます。一緒に夕食を取れる日が少ないからこそ、空いている日を先に押さえていました。
夫婦関係に問題があると感じていましたか。

大きな問題はないと思っていました。私の帰宅が遅く、妻に家事を任せてしまう日が多かったことには申し訳なさがありました。妻から「仕事の話をしても、いつもスマホを見ている」と言われたこともあります。
一方で、将来子どもを持つか、今の家に住み続けるかといった話はしていました。会話が減った時期ではありましたが、生活そのものが壊れているとは考えていませんでした。
「急患対応で遅くなる」という連絡が月に何度も届いた
最初に気になった変化は何でしたか。

妻から、当日になって「急患対応で遅くなる」「勤務を代わることになった」と連絡が来る回数が増えたことです。
病院の仕事なら予定どおりに終わらないこともあります。私自身も撮影や打ち合わせが延びるため、最初はお互いさまだと思っていました。
ただ、以前は翌月の勤務が決まると共有カレンダーへすぐ入力していたのに、少しずつ空欄が増えました。尋ねると「まだ確定していない」「直前に変わるから入れても意味がない」と答えます。遅くなる日は木曜日に重なることが多く、帰宅が午前0時を過ぎることもありました。
スマホの使い方にも変化はありましたか。

入浴するときにも持っていくようになり、通知が来ると画面を伏せることはありました。ただ、病院から連絡が入ることもあるため、それだけでは判断できません。
暗証番号を試したり、寝ている間に端末を開いたりしようとは思いませんでした。気にならなかったわけではありませんが、仕事上の連絡や患者さんに関わる情報まで見る可能性がありました。
記念日の夕食を断った夜、帰宅後の説明が変わった
相談を考えるきっかけになった出来事を教えてください。

結婚記念日に、自宅で一緒に夕食を取る約束をしていました。私は珍しく早く仕事を切り上げ、帰りに惣菜と小さなケーキを買いました。
午後7時頃、妻から「急患対応に入った。病院を出られないから先に寝ていて」とメッセージが届きました。仕方がないと思い、食事は冷蔵庫へ入れました。
妻が帰宅したのは午前1時半頃です。玄関で顔を合わせたとき、酒のにおいがしました。尋ねると、その場では「処置が終わったあと、先輩に誘われて少しだけ飲んだ」と答えました。
翌朝になると、「同僚の送別会へ途中から参加した」と説明が変わりました。急患対応があったことも、飲み会へ行ったことも、それぞれはあり得る話です。しかし、なぜ最初から言わなかったのかを聞くと、「疲れているから今は話したくない」と会話を終わらせました。
その日だけなら、聞き間違いや説明不足だったのかもしれません。それでも、冷蔵庫に残った二人分の食事を見るたびに、何が本当だったのか考えるようになりました。
妻の職場へ確認せず、聞いた予定と帰宅時刻を残した
ご自身では、どのように状況を整理しましたか。

共有カレンダーに入っていた勤務、妻から届いたメッセージ、自宅を出た時刻と帰宅した時刻をノートへ書きました。メッセージは私宛てに送られたものだけを保存し、妻のアカウントへ無断で入ることはしていません。
記録には「医師と会っている」といった推測を書かず、「木曜、日勤予定」「午後6時40分に急患対応と連絡」「午前0時50分帰宅」のように、確認できた内容だけを残しました。
6週間ほど見返すと、予定外に遅くなる日は5回あり、そのうち3回が木曜日でした。ただし、本当に残業した日が含まれている可能性もあります。記録だけでは、病院にいたのか、誰かと会っていたのかまでは分かりませんでした。
妻の同僚へ勤務を聞いたり、病院へ夫を名乗って問い合わせたりすることも考えませんでした。妻の仕事に影響が出ることや、関係のない人を巻き込むことは避けたかったからです。
配偶者の残業が気になっている方へ
帰宅が遅いという一つの変化だけでは、仕事なのか私的な外出なのか判断できません。本人から聞いた予定、連絡が来た時刻、実際の帰宅時刻を分けておくと、自分が確認したいことを相談先へ伝えやすくなります。
離婚を決めず、木曜日を中心に調査を依頼した
最初の相談では、何を伝えましたか。

妻が不倫していると決めつけず、「急な残業と言われた日に、実際にどこで過ごしているのか確認したい」と伝えました。離婚や慰謝料請求を決めているわけではないことも話しました。
3社へ同じ記録を見せ、調査員の人数、深夜料金、車両を使った場合の実費、途中で対象を見失った場合の扱い、報告書の内容を確認しました。
最初に提示された金額だけではなく、追加調査を含めて支払う可能性がある最大総額も比べました。調査日時を変更する場合の期限と、延長前に私の了承を取ることは契約書で確認しました。
調査は一度で終わりましたか。

一度では終わりませんでした。最初の日、妻は勤務後に女性を含む同僚数人と食事をし、午後10時頃に帰宅しました。二度目は男性と二人で店へ入りましたが、食事後は別々の車に乗っています。その時点では、仕事上の会食なのか、個人的な関係なのか分かりませんでした。
三度目は、妻から予定変更の連絡が入り、調査開始時刻に勤務先から出てきませんでした。報告書には、遅い時間に勤務先を出て、そのまま帰宅したことが記録されていました。その日は実際に仕事が長引いていたと考えられます。
四度目の調査で、妻は以前確認された男性と駅近くで待ち合わせ、飲食店を出たあと二人で宿泊施設へ入りました。数時間後に同じ建物から出てくる様子まで、時刻と写真が報告書に記録されました。
複数日に分けた調査、深夜帯の延長、車両費、調査員の追加、報告書作成費を合わせ、支払った総額は約180万円でした。弁護士費用はこの金額に含まれていません。
私にとって大きな負担でした。慰謝料で取り戻せることを前提にせず、調査で何も確認できなかった場合にも生活を続けられるかを考えたうえで契約しました。
報告書で確認できたのは、妻と同じ男性の行動だった
報告書を受け取ったとき、どのように感じましたか。

妻と男性が宿泊施設へ入る写真を見ても、すぐに怒りは出ませんでした。最初に思い出したのは、結婚記念日に買ったケーキを翌朝一人で捨てたことです。
報告書から確認できるのは、二人の待ち合わせ、移動、施設への出入りなどです。男性の職業や婚姻状況、二人の関係が始まった時期まで、写真だけで断定できるわけではありません。
私は妻へ見せる前に、報告書と記録を持って弁護士へ相談しました。妻と話す前に考えたかったのは、離婚するかどうかだけではありません。共同の預金、賃貸契約、今後の生活費、相手男性へ連絡する方法も確認しました。
妻からは、どのような説明がありましたか。

弁護士へ相談したあと、自宅で妻に報告書を見せました。妻は当初、「仕事の相談に乗ってもらっていただけ」と話しましたが、施設への出入りについて尋ねると、関係があったことを認めました。
男性は妻の勤務先に関係する医師で、妻も男性も互いに既婚者だと知っていたと説明しました。関係は8か月ほど続いていたと聞きましたが、それは妻の説明であり、私はその場ですべてを事実として受け取ることはできませんでした。
妻は関係を終えて夫婦をやり直したいと言いました。私はすぐに離婚を決めず、妻に実家へ戻ってもらい、しばらく別居することにしました。
相手男性へ通知すると、その妻からも請求の連絡が届いた
相手男性が既婚者だと知ったあと、どのように対応しましたか。

私は男性本人、勤務先の病院、男性の妻へ直接連絡しませんでした。感情のまま職場へ知らせれば、必要以上に問題を広げることになります。どの事実を、誰へ、どの方法で伝えるかは弁護士と相談しました。
弁護士を通じて相手男性へ通知したあと、男性側も代理人を立てました。その過程で、男性の妻も関係を知ったと聞きました。しばらくすると、今度は男性の妻側の代理人から、私の妻へ慰謝料請求の連絡が届きました。
私は妻と相手男性へ責任を求める側でしたが、妻は相手男性の妻から責任を求められる側にもなりました。「ダブル不倫」という一つの出来事でも、私からの請求と相手男性の妻からの請求は、当事者も確認する事情も異なります。
弁護士からも、受け取る金額と妻が支払う金額を、夫婦間で単純に差し引けば終わる問題ではないと説明されました。関係が始まった時点の双方の婚姻状況、互いに既婚と知っていたか、各家庭への影響などを、それぞれ整理する必要がありました。
慰謝料の勝ち負けではなく、二つの家庭の問題を分けて考えた
話し合いは、どのように進みましたか。

妻との離婚、私から相手男性への請求、相手男性の妻から私の妻への請求を分けて進めました。相手男性の家庭がその後どうなったかについては、必要以上に聞いていません。
妻は、慰謝料の支払いが生じる可能性を知ったあとも再構築を望んでいました。私も、4年間の結婚生活をすべて無かったことにしたいわけではありませんでした。それでも、遅くなると連絡が来るたびに内容を疑う生活へ戻ることはできないと思いました。
別居中に、共同預金、家財、賃貸住宅の退去費用を整理しました。慰謝料についても、それぞれの当事者が代理人を通じて話し合い、最終的には合意しました。金額は公表していません。
調査費用の180万円に加え、弁護士費用と引っ越し費用もかかりました。合意によって受け取ったお金だけで、それらがすべて埋まったわけではありません。
別居から約10か月後、妻と協議離婚しました。子どもがいなかったため親権や養育費の話し合いはありませんでしたが、将来二人で子どもを持つか話していた時間まで終わったのだと感じました。
現在は、どのように暮らしていますか。

今も都内の広告代理店で働いています。二人で住んでいた部屋を離れ、以前より職場に近い小さな部屋へ引っ越しました。
休日には、しばらく行っていなかったフットサルへ月に一度ほど参加しています。妻と出会った場所でもあるため最初は避けていましたが、結婚生活と自分の好きだったことを同じ箱へ入れたくないと思うようになりました。
調査をして良かったと簡単には言えません。知らなければ夫婦のままでいられたのかと考える日もあります。ただ、説明が変わるたびに自分の受け取り方を疑い続けていた頃より、今は起きたことと自分の生活を分けて考えられています。
似た状況で悩んでいる方へ、伝えたいことはありますか。

夜勤や残業が増えたからといって、それだけで不倫とは判断できません。本当に勤務が延びる日もあれば、本人にも説明しづらい仕事上の事情があるかもしれません。
不安が続く場合は、勤務先へ押しかけたり、同僚へ事情を聞き回ったりする前に、自分が聞いた予定と確認できた時間を整理してみてください。相談した結果、調査をしないと決めても構いません。
相手も既婚者だった場合は、自分が請求することだけでなく、配偶者が相手の配偶者から請求を受ける可能性もあります。私は一度に結論を出そうとせず、誰と誰の問題なのかを分けたことで、ようやく話し合いを進められました。
よくある質問(FAQ)
看護師の妻に急な残業が増えたら、不倫を疑うべきですか?
急な残業や勤務変更だけで、不倫とは判断できません。医療機関では予定外の対応が必要になることもあり、勤務が不規則になる理由はさまざまです。
この体験談では、残業そのものではなく、共有予定が空欄になったこと、同じ曜日の深夜帰宅、本人の説明が変わったことを別々に記録しました。それでも、記録だけでは外出先や同行者までは分かりませんでした。
妻の勤務先へ、シフトや残業の有無を確認してもよいですか?
家族であっても、勤務先が本人の勤務状況を回答するとは限りません。職場へ何度も問い合わせる、関係者を装う、同僚へ事情を広く聞き回るといった行動は、配偶者の仕事や周囲との関係へ影響する可能性があります。
何を確認してよいか迷う場合は、自分で勤務先へ接触する前に、弁護士や探偵へ相談してください。
ダブル不倫では、双方の配偶者が慰謝料を請求できますか?
一般に「ダブル不倫」は、関係を持った二人がどちらも既婚者である状況を指します。それぞれの配偶者が請求を検討する可能性はありますが、必ず認められるわけではありません。
相手が既婚者だと知っていたか、注意すれば知ることができたか、関係が始まった時点で婚姻生活がどのような状態だったかなど、個別の事情が関係します。
→既婚者との不倫と慰謝料に関する一般的な考え方を確認する(法テラス)
相手男性の妻から自分の妻へ請求されたら、こちらの請求と相殺できますか?
自分から相手男性への請求と、相手男性の妻から自分の妻への請求では、当事者の組み合わせが異なります。受け取る予定の金額と支払う予定の金額が近くても、自動的に差し引かれると考えることはできません。
合意の方法や夫婦の財産への影響も含め、当事者同士で直接処理せず、資料を持って弁護士へ相談してください。
探偵へ支払った180万円は、慰謝料ですべて取り戻せますか?
慰謝料請求が認められるか、受け取れる金額がいくらになるかは個別の事情によって異なります。調査費用と同額以上を必ず受け取れるわけではなく、弁護士費用や引っ越し費用などが別に必要になることもあります。
契約前に調査方法、料金の内訳、追加料金、キャンセル料を確認し、複数の事業者を比較しましょう。国民生活センターも、複数社から見積もりを取り、説明を受けて比較するよう案内しています。
→探偵業者を選ぶ際の注意点を確認する(国民生活センター)
この体験談に近い状況で悩んでいる方へ
ここまで読んで、「自分の状況と似ている」と感じた部分があったかもしれません。
ただし、帰宅時間やスマホの扱い、態度などに同じ変化があっても、パートナーが浮気しているとは限りません。
まずは、体験談の内容と自分の状況を重ねすぎず、実際に確認できたことと、自分が想像していることを分けてみましょう。
まだ浮気か分からず、相談するか迷っている
気になる出来事が一度だけの場合や、具体的な事実を整理できていない場合は、すぐに結論を出す必要はありません。
いつ、何が、以前と比べてどのように変わったのかを記録することで、一時的な変化なのか、同じ傾向が続いているのかを振り返りやすくなります。
また、自分だけでは事実を確認できない、怪しい曜日や時間がある程度分かっているという場合は、探偵への相談を検討できます。
相談と調査契約は別です。説明や見積もりを聞いたうえで、今は依頼しないと判断することもできます。
調査費用が気になっている
浮気調査の費用は、調査員の人数、調査時間、移動方法、調査する地域などによって変わります。
怪しい日時を絞れている場合と、行動日が分からない場合では、必要な期間や料金も異なります。
探偵社をどう選べばよいか分からない
探偵社を比較するときは、広告に掲載された最低料金だけでなく、追加費用を含む最大総額、成功条件、解約条件、調査報告書などを確認します。
複数社へ同じ条件を伝え、調査方法と見積もりを比較してから判断しましょう。
慰謝料請求や離婚を考えている
すでに一定の証拠があり、慰謝料請求や離婚条件について考えている場合は、弁護士への相談が必要になることがあります。
まだ証拠がない場合と、すでに証拠を持っている場合では、探偵と弁護士へ相談する順番も変わります。
自分だけでは判断できないときは
まだ依頼するか決めていなくても、現在分かっている情報をもとに、調査が可能か、どの程度の費用がかかるかを相談できます。
※相談料、匿名相談の可否、紹介後の対応など、サービスの利用条件をご確認ください。

