サレ妻の体験談
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夫の帰宅が遅くなり、車内に見覚えのないピアスがあった|20代妻の浮気調査体験談

探偵ナビゲーター編集部
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この記事は専門家が監修しています
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監修者
伊藤 計樹
総合探偵社フリースタイルグループ代表/株式会社フリースタイル代表取締役
行政書士(日本行政書士会連合会 登録番号 第17190812号)
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全国各地に展開する総合探偵社フリースタイルグループ代表/株式会社フリースタイル代表取締役。 https://tantei-soudan.co.jp 名古屋市の大学法学部を卒業後2008年から探偵業界に入って以降、6000件以上の調査案件を担当すると共に2015年には行政書士の資格を取得して調査後の書面作成などのアフターサポートも担当。 所有資格/行政書士「日本行政書士連合会第17190812号」、上級心理カウンセラー、行動心理士

監修:探偵ナビゲーターの公開記事は、探偵業務・調査実務に携わる専門家による監修を受けています。

執筆・編集:探偵ナビゲーター編集部

体験談形式の記事には、編集部が再構成したケースストーリーが含まれます。監修は登場人物や出来事の実在性を保証するものではありません。また、記事は個別の法律問題に対する法的助言を提供するものではありません。

「先に寝ていて」

夫からその連絡が来ると、Mさんは夕食の残りを保存容器へ移し、冷蔵庫へしまっていました。自分もIT企業で働いているため、仕事の都合で予定どおりに帰れないことは理解しているつもりでした。

それでも、帰宅が遅い日が増え、休日出勤の予定まで前日に知らされるようになると、少しずつ気持ちが変わっていきます。何時に帰るのかを聞いても、返ってくるのは「まだ分からない」という短い返事でした。

車内で見覚えのないピアスを見つけた夜、Mさんは夫を問い詰めました。しかし、持ち主も、車に残っていた理由も分かりませんでした。

当時29歳だったMさんが、探偵への相談を一度持ち帰り、約50万円の調査を依頼するまで。そして、夫の不倫を知ったあとも同居を続け、最終的に離婚を選ぶまでを描きます。

この体験談でわかること
  • 仕事への理解があっても、夫の帰宅を不安に感じるようになった経緯
  • 車内のピアスを見つけて問い詰めたあと、状況を整理し直した方法
  • 調査する日を決められず、最初の相談では契約しなかった理由
  • 調査後も夫婦で暮らし、生活を見直したうえで離婚した経緯

年齢:当時29歳

性別:女性

職業:IT企業のカスタマーサポート職

地域:埼玉県さいたま市

家族構成:31歳の夫、3歳の娘

主な違和感:帰宅の遅れ、直前に決まる休日出勤、会話の減少

相談のきっかけ:車内で見つかった見覚えのないピアス

相談段階:探偵への相談・調査後、弁護士へ相談

結末:同居を続けて話し合ったのち、別居を経て離婚

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

自分も働いていたから、夫の忙しさは分かるつもりだった

当時のご家族と、お仕事について教えてください。

当時、私は29歳で、IT企業のカスタマーサポートをしていました。法人のお客さまから、サービスの使い方や不具合について問い合わせを受ける仕事です。

夫は31歳で、別のIT企業の営業職でした。3歳の娘を保育園へ預け、さいたま市内の賃貸マンションで暮らしていました。

夫とは友人の紹介で知り合いました。私が21歳のときで、3年ほど交際して結婚しました。帰宅が遅くなり始めたのは、結婚から5年ほどたった頃です。

平日は私が娘を迎えに行くことが多かったのですが、夫が早く帰れる日は、お風呂や寝かしつけをお願いしていました。夕食も、先に帰った方が用意する形でした。

毎日きっちり半分ずつではありません。それでも、私の仕事が立て込んだ週には夫が動いてくれましたし、夫が忙しい時期は私が多めに引き受けていました。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

仕事の都合で帰宅が遅くなることは、以前からあったのでしょうか。

ありました。夫は取引先との打ち合わせが長引くこともありましたし、私も問い合わせへの対応が終わらず、予定より遅くなる日がありました。

だから、帰宅が遅いこと自体には、それほど抵抗がなかったんです。

以前の夫は、「今日は遅くなるから、夕飯はいらない」「迎えに行く予定だったけれど、代わってもらえる」と、予定が変わった段階で連絡してくれました。

私も忙しいときには余裕がなくなります。疲れている日に細かく説明したくない気持ちも分かります。それだけに、夫へ何かを聞く前に、自分の方で理由を考えてしまうことが多かったと思います。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

「遅くなる」の連絡だけになり、翌日の予定も分からなくなった

最初に気になった変化は何でしたか。

夫の帰宅が、午後8時頃から9時、10時と、少しずつ遅くなったことです。

新しい取引先を担当するようになったと聞いていたので、最初の一か月ほどは、その影響だと思っていました。夕飯を食べずに待っていると私まで寝る時間が遅くなるため、先に食べるようにしました。

そのうち、「今日はどうなりそう」と私から聞かないと、連絡が来ない日が増えました。午後7時に送ったメッセージへ、午後10時を過ぎてから「まだ終わらない」と返ってくることもありました。

夫が帰宅する頃には娘は寝ています。私が保育園での出来事を話しても、「そうなんだ」と返事をしたあと、スマホを見たままになることが増えました。

話しかけるタイミングが悪かったのかと思い、翌朝に話すと、今度は出勤前で時間がありません。娘の持ち物や週末の買い物など、確認したいことだけが残っていきました。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

休日の過ごし方にも変化がありましたか。

土曜日に出勤することが増えました。

困ったのは、その予定を金曜日の夜になって知らされることです。私は夫に娘を見てもらうつもりで美容院を予約していたり、まとめて用事を済ませようと思っていたりしました。

一度、「仕事があるなら、分かったときに教えてほしい」と話しました。そのときは夫も謝り、翌週は早めに予定を伝えてくれました。

帰宅も少し早くなったので、私の言いたかったことが伝わったのだと思いました。ところが、しばらくすると、また直前の連絡に戻っていました。

「仕事なんだから仕方ないだろ」と言われると、私もそれ以上言えませんでした。本当は、仕事を休んでほしいのではなく、私や娘の予定も一緒に考えてほしかったんです。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

その頃から、浮気を疑っていたのでしょうか。

まだ、はっきりとは考えていませんでした。夫が家にいるより外にいる方を楽だと感じているのではないか、という不安はありました。

友人へ話したときに「ほかに誰かいるんじゃない」と言われて、急にその可能性が気になり始めました。

一度だけ、テーブルに置かれた夫のスマホへ手を伸ばしたことがあります。画面はロックされていて、何も確認できませんでした。戻ってきた夫から「何しているの」と聞かれ、私も言葉に詰まりました。

それから夫は、家の中でもスマホを持ち歩くようになりました。私が触ろうとしたことへの警戒なのか、何かを隠しているのか、その行動だけでは分かりません。

自分のしたことも、夫の反応も気になって、余計に話しづらくなりました。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

車内のピアスを見つけた夜は、落ち着いて聞けなかった

ピアスは、どのような状況で見つけたのでしょうか。

日曜日に、家族で買い物へ行こうとしたときです。

夫が普段通勤に使っている車で、私は助手席に乗りました。シートベルトを留めようとして、座席と中央の収納の間に、小さな金色の物があることに気づきました。

取り出すと、片方だけのピアスでした。小さな輪に、透明な石のような飾りが付いていました。私の物ではありませんでした。

夫は娘を後部座席に乗せているところでした。その場では何も言えず、ピアスをティッシュで包んで、買い物を済ませました。

帰宅してからも、何度もその包みを見ていました。夫の帰りが遅くなったことや、友人に言われたことを思い出し、私の中では浮気をしたという考えが強くなっていました。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

ご主人には、その日のうちに聞いたのですか。

娘が寝たあとに聞きました。

最初は「これ、車にあったんだけれど」と見せるつもりでした。でも、実際には「誰を乗せたの」と、責めるような聞き方になりました。

夫は「知らない」と言いました。私が「私のじゃない」と返しても、「知らない物は知らない」と繰り返すだけでした。

夫は以前から、昼食へ行くときなどに同僚を車へ乗せることがありました。誰かが落とした可能性はあります。それでも、その夜は別の説明を受け入れられませんでした。

声が大きくなりそうだったので、話を終えました。ピアスは小さな袋へ入れ、家に置いておきました。

聞けば何かが分かると思っていたのに、夫への疑いと、言い合いになった疲れだけが残りました。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

その時点では、ピアスの持ち主は分からなかったのですね。

はい。いつから車内にあったのかも分かりませんでした。

翌日、友人へもう一度話したときに、「それで、誰の物だったの」と聞かれて、答えられなかったんです。

自分の物ではないことは分かります。でも、それ以外は分かっていない。夫が浮気をしていると感じたことと、説明できる材料があることは、同じではありませんでした。

ただ、何もなかったことにして以前の生活へ戻るのも難しくなっていました。帰宅が遅い理由を聞いても、また同じ言い合いになると思い、探偵への相談を考え始めました。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

最初の相談では、調査する日を決められず契約しなかった

最初に探偵へ相談したときは、どのような話をしましたか。

夫の帰宅が遅くなったこと、休日出勤が増えたこと、車内でピアスを見つけたことを話しました。

担当者から「特に遅くなる曜日はありますか」と聞かれたのですが、答えられませんでした。毎日のように遅い気がしていたものの、実際に何曜日が何時だったかは覚えていなかったんです。

「休日出勤は、どのくらい前に分かりますか」「車で移動しますか」といった質問にも、曖昧な答えが多くなりました。

相談する前は、事情を話せば、そのまま調べてもらえると思っていました。でも、調査する日や時間を決めるために、こちらが伝えられる情報も必要なのだと分かりました。

提示されたのは、複数の日程を候補にした見積もりでした。予算が気になりましたし、私は何をどこまで確認したいのかも決められていませんでした。その日は契約せず、説明を持ち帰りました。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

持ち帰ったあと、どのように整理したのでしょうか。

まず、自分のスマホに届いていた夫からの連絡を見返しました。

「遅くなる」「夕飯はいらない」「土曜は仕事」と書かれている日を、カレンダーへ移しました。ただ、連絡が来た時刻は分かっても、帰宅時刻までは残っていません。

そこは覚えているつもりでも書かず、分からないままにしました。あとから記憶を埋めてしまうと、実際に確認したことと区別がつかなくなると思ったからです。

その後の3週間ほどは、夫から聞いた予定と、私が起きていて確認できた帰宅時刻を残しました。先に寝た日は「帰宅時刻不明」と書きました。

記録してみると、決まった曜日に遅くなるわけではありませんでした。午後11時近くになる日もあれば、午後8時頃に帰る日もありました。

「いつも遅い」と感じていたけれど、実際には違う。そのことも、私には必要な確認でした。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

調査する日は、どう決めたのですか。

夫が、翌週について「水曜日は遅くなる」「土曜日も出勤する」と話したことがきっかけでした。

いつものように前日に言われたのではなく、少し前から分かっていたので、その予定を相談先へ伝えました。

私が知りたかったのは、仕事だと説明している時間を、実際にはどこで過ごしているのかでした。ピアスの持ち主を探し出すことから、少し考えが変わっていました。

会社の勤怠情報を調べたり、夫のアカウントへ入ったりはしていません。自分宛ての連絡と、家で確認できたことを使いました。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

帰宅の遅れを、うまく説明できないと感じている方へ

本人から聞いた予定、連絡を受けた時刻、実際に確認できた帰宅時刻は、それぞれ別の情報です。覚えていない部分を推測で埋めず、分からないところを残したまま整理できます。

→探偵へ相談する前に、今の状況を整理する

約50万円の契約を決めるまでに、調査以外のお金も計算した

最終的に、探偵事務所はどのように選びましたか。

最初に相談したところと、もう1社で比較しました。

2社目にも同じ記録を見せ、水曜日の夜と土曜日の日中に調査した場合の見積もりを出してもらいました。金額だけでなく、調査する人数と時間、車で移動した場合の費用、報告書に何が載るかを聞きました。

気になったのは、夫が予定を変えた場合です。仕事だと聞いていた日でも、急に早く帰ってくるかもしれません。

日程の変更をいつまで受け付けるのか、調査開始後に予定が変わったらどうなるのかも確認しました。対象を見失った場合の扱いや、途中で解約する場合の料金も、契約前に説明してもらいました。

選んだのは、2日分の調査時間をまとめたパックでした。質問した内容について、書面のどの部分を確認すればよいか説明してくれたことが、決め手の一つでした。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

費用と調査時間を教えてください。

調査員は2人で、水曜日の夜に6時間、土曜日の日中に6時間、合計12時間の契約でした。

調査料金、車両費、交通費、報告書作成費などを含めて、支払った金額は税込みで約50万円です。今回は、契約した範囲で終わったため、追加の支払いはありませんでした。

延長が必要になった場合は、先に私へ連絡することになっていました。連絡がつかない場合にどうするかも確認し、私の了承が取れなければ契約時間で終了する内容にしました。

「パックだから何があっても追加料金がない」と受け取らず、含まれる費用と、別の契約が必要になる条件を確認しました。

Mさん(20代/さいたま市)
Mさん(20代/さいたま市)

50万円を支払うことに、迷いはありませんでしたか。

かなり迷いました。独身の頃から貯めていたお金がありましたが、自由に使える余裕が大きかったわけではありません。

調査をして何も確認できなくても、この金額は出ていきます。もし別々に暮らすことになれば、引っ越しや家賃にもお金が必要です。

相談の翌日に振り込むようなことはせず、自分の預金と、当面必要になりそうなお金を計算しました。調査費用を払ったあとも、仕事と娘の生活を続けるためのお金を残せるかを見ました。

夫から慰謝料を受け取ることは、その段階では決まっていません。そこを当てにして予算を組むことはできませんでした。

依頼すれば気持ちが楽になるのかも分かりませんでした。ただ、同じことを聞いては言い合いになる状態が続き、自分だけでは確かめられないと思って決めました。

→浮気調査の費用と期間をケース別に確認する

Mさん(20代/さいたま市)
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報告書では、夫の説明と実際の行動が食い違っていた

調査では、どのようなことが確認されましたか。

水曜日、夫は「遅くまで仕事がある」と言って出かけました。

報告書によると、夫は午後6時半頃には会社を出ていました。その後、一人の女性と待ち合わせ、飲食店へ入り、二人でホテルへ移動していました。

ホテルに入ってから出てくるまで、およそ3時間でした。夫が帰宅したのは午後11時40分頃で、私には「打ち合わせが長引いた」と話していました。

土曜日には、同じ女性と会っていました。その日は買い物や食事をしていて、調査した時間帯に会社へ立ち寄る様子は確認されていませんでした。

平日も土曜日も、家で聞いていた予定とは違っていました。

Mさん(20代/さいたま市)
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報告書を見て、初めて分かったことはありましたか。

女性と会っていたこともそうですが、夫が私へ連絡していた時間です。

水曜日に「まだ仕事が終わらない」と送ってきた頃、報告書では、すでに女性と飲食店で過ごしていました。

私はその連絡を受けて、夫の夕食を冷蔵庫へしまっていました。仕事なら仕方ないと思っていたので、返信も「分かった」だけでした。

写真そのものより、見覚えのあるメッセージと時刻を照らし合わせたときの方が、こたえました。

土曜日には、夫が女性へ買い物袋を渡す写真もありました。ただ、中に何が入っていたか、誰がお金を払ったかは分かりません。高価な物を贈っていたのではないかと思いましたが、そこまで写真から分かるわけではありませんでした。

Mさん(20代/さいたま市)
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女性の身元や、関係が続いていた期間も分かったのでしょうか。

その報告書だけでは分かりませんでした。

確認できたのは、調査した2日間の行動です。女性が夫の同僚だったことや、いつから会っていたのかは、その後に夫から聞きました。

車で見つけたピアスと、写真の女性とのつながりも、報告書には書かれていませんでした。

私は最初、調査をすれば気になっていたことが全部つながると思っていました。でも、実際には、行動が分かっても本人へ聞かなければ分からないことが残りました。

Mさん(20代/さいたま市)
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夫は不倫を認めたが、その場で離婚を決めることはできなかった

ご主人とは、どのように話しましたか。

報告書を受け取ってから、二人で話す日を決めました。平日にそれぞれ休みを取り、娘を保育園へ送ったあと、自宅で話しました。

私は最初に、水曜日は何時まで会社にいたのかを聞きました。夫は「遅くまでいた」と答えました。

そこで、報告書の写真と時刻を見せました。夫はしばらく黙ったあと、「仕事の相談を受けていた」と言いました。

ホテルへ入った理由を尋ねると、説明が止まりました。その後、女性は同じ会社の人で、半年ほど前から二人で会い、性的な関係もあったと認めました。

Mさん(20代/さいたま市)
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そのとき、何を一番伝えたかったのでしょうか。

「忙しいと思っていた」と言ったことは覚えています。

私も仕事をしているから分かる、と何度も考えていました。夫が帰ってこない日に娘を寝かせるのも、休日の予定を変えるのも、今はそういう時期なのだと思っていました。

それなのに、夫は仕事という言葉を使って、私からそれ以上聞かれないようにしていた。そのことが嫌でした。

夫は「寂しかった」「家では娘の話ばかりになっていた」とも話しました。夫が家庭をどう感じていたかは、聞く必要があると思いました。ただ、それを聞いたからといって、仕事だと説明して女性と会っていたことを受け入れられるわけではありませんでした。

私にも余裕がなかったことと、夫が何を選んだかは、分けて考えたいと伝えました。

Mさん(20代/さいたま市)
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ピアスについては、説明がありましたか。

夫は「その人の物かもしれない」と言いました。でも、実際に落としたところを見たわけではなく、持ち主は最後まではっきりしませんでした。

以前の私なら、その曖昧さに食い下がったと思います。その日は、もう一度ピアスの話を続ける気力がありませんでした。

知りたかったのは、夫が私へどう説明して家を空けていたのかということでした。その点については、調査の記録と夫の話で確認できました。

夫は離婚したくないと言いました。私は「もう無理だ」と思う一方で、娘が帰ってきたら夕食をどうするのか、翌朝も同じように過ごすのかということまで気になっていました。

その場で離婚の約束はせず、一度話を終えました。

Mさん(20代/さいたま市)
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二か月ほど同居を続けても、帰宅を待つ気持ちは変わらなかった

話し合いのあと、弁護士へ相談したのでしょうか。

はい。翌週に相談しました。

離婚した方がよいのかを決めてもらうというより、私が選べることと、それぞれの場合に確認すべきことを知りたかったんです。

報告書と、夫から聞いた話を書いたメモを持って行きました。慰謝料、別居中の生活費、娘の養育、預貯金や家財の整理について説明を受けました。

相手女性への請求についても、夫が不倫を認めたから同じように結論が出るわけではないと聞きました。女性が夫の結婚を知っていたか、関係が始まった頃の婚姻生活がどうだったかなど、確認が必要とのことでした。

法テラスも、不倫相手への慰謝料請求について、相手の認識や不倫開始時の婚姻関係によって判断が変わることを説明しています。

→不倫に関する慰謝料請求の一般的な考え方を確認する(法テラス)

Mさん(20代/さいたま市)
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すぐに別居せず、同居を続けた理由は何でしたか。

夫との生活を、本当に終わりにしたいのか分からなかったからです。

夫は女性との個人的な連絡をやめると言い、帰宅予定を早めに伝えるようになりました。娘のお風呂や、朝の準備も以前より引き受けていました。

私も、夫が何かをしてくれるたびに拒むのは違うと思い、二か月ほど一緒に暮らしながら話しました。

家族で外食した日もあります。娘が笑っていて、夫とも普通に話せた時間はありました。そのまま以前の生活へ戻れたらと思うこともありました。

ただ、平日の夜になると、また帰宅時刻が気になります。夫から午後8時に帰ると言われ、8時半になっても戻らないと、何度もスマホを見てしまいました。

以前なら気にしなかった30分が、長く感じられるようになっていました。

Mさん(20代/さいたま市)
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夫婦で決めたことで、うまくいかなかったことはありますか。

夫は最初、「何でも確認していい」と言っていました。でも、私は毎日スマホを見せてもらう生活を続けたいわけではありませんでした。

聞かなければ不安になるし、聞けば夫の返事の細かい部分が気になる。確認できた日は安心しても、翌日にはまた不安になる。その繰り返しでした。

夫から「前よりちゃんと帰っているのに」と言われたこともあります。実際、帰宅は早くなっていました。でも、早く帰ることだけで、仕事だと聞いていた時間まで納得できるようにはなりませんでした。

私も、いつまでこう感じるのか説明できませんでした。

娘が寝たあとに話そうと決めても、二人とも疲れていて、結局は翌週へ延ばすことがありました。一緒に住んでいるのに、肝心な話をする時間だけが取れませんでした。

少し離れて考えたいと伝え、別居することになりました。

Mさん(20代/さいたま市)
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娘と暮らす部屋を探し、仕事を続けられる生活を優先した

別居後の生活は、どのように準備しましたか。

夫と話し合い、私と娘が家を出ることにしました。最初の3週間ほどは実家で暮らし、その間に保育園へ通える範囲で賃貸住宅を探しました。

通勤時間を長くすると、迎えに間に合わなくなります。家賃だけで選ぶこともできませんでした。

物件を見るときは、駅までの距離より、保育園から家までの道や、雨の日に買い物を済ませられる場所を気にしていました。娘を連れて暮らすことが、それまでより具体的になりました。

仕事は続けるつもりでした。上司には家庭の事情で引っ越すことを伝え、手続きや内見のために休みを取りました。詳しい経緯まで職場で話すことはしませんでした。

Mさん(20代/さいたま市)
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お金については、どのようなことを確認しましたか。

家賃、保育園にかかる費用、食費、光熱費、通勤に必要なお金を整理しました。毎月の支払いだけでなく、入居時にまとめて必要なお金も書き出しました。

調査に使った約50万円は、もう預金から出ています。引っ越し代や、娘と使う家具をそろえる費用が重なると、貯金が減っていくのが目に見えました。

夫から受け取るお金については、弁護士を通じて話し合いました。夫への慰謝料と財産分与、娘の養育費は、それぞれ何についての支払いなのかを確認して決めました。

慰謝料の支払いについては合意しましたが、その金額だけで、調査費用や弁護士費用、引っ越しにかかったお金がすべて埋まったわけではありません。

生活費は、合意した養育費と自分の収入をもとに考え、予定していない収入を当てにしないようにしました。

Mさん(20代/さいたま市)
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娘さんの生活や、ご主人との関わり方はどう決めましたか。

娘は私と暮らし、通っていた保育園を続けることで合意しました。離婚時には私を単独親権者とし、夫が支払う養育費や、娘と会うときの連絡方法も取り決めました。

夫が娘と過ごす時間は、娘の生活に無理が出ないよう、日中の外出から始めました。予定を決める連絡は大人同士で行い、娘に「パパへ伝えておいて」と頼むことは避けました。

私自身、夫の名前を見るだけで嫌になる日もありました。それでも、保育園で必要なことや体調のことは、短い文章で伝えるようにしました。

夫への怒りが収まってからでなければ、娘の予定を決められないというわけにもいきませんでした。

Mさん(20代/さいたま市)
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離婚を決めたのは、どのような理由からでしょうか。

別居してから、娘を寝かせたあとに自分の仕事の勉強を再開できたことが、一つのきっかけでした。

同居していた頃も時間はあったはずなのですが、夫が何時に帰るのかばかり気になって、資料を開いても頭に入りませんでした。

離れて暮らして、すべてが楽になったわけではありません。娘が熱を出した日の調整も、家事も、自分が中心になって考える必要があります。

それでも、一緒に暮らすために夫の行動を確認し続けるより、この生活を続けたいと思いました。

別居から約5か月後、条件について合意し、離婚しました。

Mさん(20代/さいたま市)
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今も仕事は忙しいけれど、誰かの帰宅を待つ夜ではなくなった

現在は、どのように暮らしていますか。

同じIT企業で仕事を続けながら、娘と二人で暮らしています。

在宅勤務の日でも、夕方まで会議が続くことはあります。問い合わせへの対応が長引いて、迎えを母に頼む日もあります。離婚したからといって、毎日を余裕を持って過ごせるようになったわけではありません。

夕食は、娘と食べられる物を作り、残った分を翌日に回しています。以前のように、大人一人分を食べるかどうか分からないまま取り分けておくことはなくなりました。

それが寂しく感じられた時期もありました。三人で使っていた大きなお皿を、引っ越し先の食器棚へ入れたまま、しばらく使えませんでした。

Mさん(20代/さいたま市)
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離婚してよかったと、すぐに思えたのでしょうか。

すぐには思えませんでした。

娘が父親と出かけて楽しそうに帰ってくると、安心する一方で、自分だけがまだ怒っているような気持ちになることもありました。

夫と普通に話せる日もあれば、用件だけでもしんどい日もあります。同じ人との関係なのに、娘の父親として考えるときと、元夫として考えるときでは、気持ちが違います。

今は、それを無理に一つの気持ちへまとめなくてもよいと思うようになりました。

仕事で帰宅が遅くなる人を見るたびに、不倫を疑うようになったわけでもありません。仕事の都合で遅くなることは、私自身にもあります。

夫とのことで苦しかったのは、確認した予定が何度も実際と違っていたことと、それについて話そうとしても会話が続かなかったことでした。

Mさん(20代/さいたま市)
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似た状況で迷っている方へ、伝えたいことはありますか。

私は、仕事への理解があるなら、帰宅について聞いてはいけないように思っていました。でも、家族の予定を決めるために何時頃になるか聞くことまで、我慢し続ける必要はなかったと思います。

一方で、ピアスを見つけた日の私は、まだ分からない部分を、自分の中で決めてしまっていました。

不安に感じたことを、なかったことにする必要はありません。ただ、分かっていることを説明しようとすると、意外に答えられない部分があるかもしれません。私は最初の相談で、そのことに気づきました。

調査を依頼するか、夫婦で話すか、少し離れて暮らすか。どれも、最初の日に全部決めることはできませんでした。

私の場合は、相談を一度持ち帰る時間も、調査後に同居を続けた時間もありました。それでも離婚を選んだのは、一緒に暮らそうとしても戻らなかった気持ちを、自分で確かめたからです。

→探偵と弁護士のどちらに相談するか確認する

Mさん(20代/さいたま市)
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よくある質問

夫の帰宅が遅いとき、残業か浮気かを見分けられますか?

帰宅時刻だけで見分けることはできません。業務量、通勤、仕事上の付き合いなどで、帰宅が遅くなる場合もあります。
本人から聞いた予定と、実際に確認できた帰宅時刻、説明が食い違った場面などを分けて整理すると、何が気になっているのかを伝えやすくなります。特定の時刻や曜日を、浮気の判断基準にすることはできません。

車内で見つけたピアスだけでも、探偵へ相談できますか?

持ち物を見つけた段階でも、相談はできます。ただし、ピアスだけでは持ち主との関係や、車内へ残った経緯は分かりません。
相談では、見つけた場所と時期、本人へ尋ねたか、その際にどのような説明があったかを伝えます。調査が必要かどうかは、ほかの事情や、確認したい内容も含めて検討することになります。

浮気をしていそうな曜日が分からなくても、調査を依頼できますか?

曜日が決まっていなくても、調査を検討できる場合はあります。ただ、対象者の予定が分からなければ、調査する日時を選びにくく、必要な時間や費用の見通しも立てにくくなります。
このケースでは、最初の相談では契約せず、夫から聞いた予定を整理してから日程を決めました。自分で後をつける必要はなく、分かっている情報の範囲で、調査方法と見積もりを確認できます。

パック料金なら、約50万円以外の費用はかかりませんか?

パックに含まれる時間、調査員の人数、交通費、報告書作成費などは契約によって異なります。延長、遠方への移動、別日の調査などが追加料金になる場合もあります。
本文の約50万円は、このケースで設定した金額であり、一般的な料金相場や、どの探偵社でも利用できる価格を示すものではありません。
契約前に、料金に含まれる内容、追加費用の条件、結果が得られなかった場合の支払い、解約料を確認してください。国民生活センターも、複数社の見積もりを取り、調査方法や料金の内訳、キャンセル料などを比較するよう案内しています。
→探偵業者を選ぶ際の注意点を確認する(国民生活センター)

車内で見つけた持ち物や、助手席・走行距離などの変化をどう整理するかは、車の違和感を確認するガイドでまとめています。持ち物だけで浮気と判断せず、本人の説明や確認できた事実と分けて考えます。

助手席の持ち物と休日外出の変化から状況を確認した別の例は、助手席のハンカチをきっかけに相談した50代妻の体験談で紹介しています。

この体験談に近い状況で悩んでいる方へ

ここまで読んで、「自分の状況と似ている」と感じた部分があったかもしれません。

ただし、帰宅時間やスマホの扱い、態度などに同じ変化があっても、パートナーが浮気しているとは限りません。

まずは、体験談の内容と自分の状況を重ねすぎず、実際に確認できたことと、自分が想像していることを分けてみましょう。

まだ浮気か分からず、相談するか迷っている

気になる出来事が一度だけの場合や、具体的な事実を整理できていない場合は、すぐに結論を出す必要はありません。

いつ、何が、以前と比べてどのように変わったのかを記録することで、一時的な変化なのか、同じ傾向が続いているのかを振り返りやすくなります。

また、自分だけでは事実を確認できない、怪しい曜日や時間がある程度分かっているという場合は、探偵への相談を検討できます。

相談と調査契約は別です。説明や見積もりを聞いたうえで、今は依頼しないと判断することもできます。

→探偵へ相談する前に今の状況を整理する

調査費用が気になっている

浮気調査の費用は、調査員の人数、調査時間、移動方法、調査する地域などによって変わります。

怪しい日時を絞れている場合と、行動日が分からない場合では、必要な期間や料金も異なります。

→ケース別に浮気調査の費用を確認する

探偵社をどう選べばよいか分からない

探偵社を比較するときは、広告に掲載された最低料金だけでなく、追加費用を含む最大総額、成功条件、解約条件、調査報告書などを確認します。

複数社へ同じ条件を伝え、調査方法と見積もりを比較してから判断しましょう。

→後悔しない探偵社の選び方を見る

慰謝料請求や離婚を考えている

すでに一定の証拠があり、慰謝料請求や離婚条件について考えている場合は、弁護士への相談が必要になることがあります。

まだ証拠がない場合と、すでに証拠を持っている場合では、探偵と弁護士へ相談する順番も変わります。

→探偵と弁護士のどちらに相談するべきか確認する

自分だけでは判断できないときは

まだ依頼するか決めていなくても、現在分かっている情報をもとに、調査が可能か、どの程度の費用がかかるかを相談できます。

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サイト監修者
伊藤 計樹
伊藤 計樹
株式会社フリースタイル代表取締役
全国各地に展開する総合探偵社フリースタイルグループ代表/株式会社フリースタイル代表取締役。 https://tantei-soudan.co.jp 名古屋市の大学法学部を卒業後2008年から探偵業界に入って以降、6000件以上の調査案件を担当すると共に2015年には行政書士の資格を取得して調査後の書面作成などのアフターサポートも担当。 所有資格/行政書士「日本行政書士連合会第17190812号」、上級心理カウンセラー、行動心理士
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