夫が単身赴任中の支店の女性と不倫。調査費用105万円をかけて、慰謝料合計450万円を勝ち取った体験談【33代/女性/広告代理店】
結婚生活の中での違和感
林さん、本日はお時間をいただきありがとうございます。
まず、旦那様(雄一さん)との出会いからご結婚に至るまでのことをお聞かせいただけますか?
こちらこそ、ありがとうございます。夫の雄一とは、私が勤める広告代理店の取引先で知り合いました。
彼は真面目で、仕事にも熱心な人でした。20代後半で結婚し、共働きで忙しい日々でしたが、お互いを尊重し合う、円満な夫婦だったと思っています。
結婚して4年が経ち、私が30代半ばに差し掛かった頃、雄一が地方の支店へ単身赴任することになったんです。
寂しさはありましたが、「キャリアのためだから」とお互い納得し、週末は必ずこちらに帰ってきてもらう約束をして、離れて暮らすことになりました。
遠距離になっても、毎日LINEや電話で連絡を取り合っていましたし、会える週末は二人で過ごす時間を大切にしていました。
子どもを持つことも考えていたので、お互い助け合って頑張っている、そう信じて疑いませんでした。
単身赴任という物理的な距離が、私たちの間に、まさか第三者との心の距離を生むことになるとは、本当に想像もしていなかったですね。
今振り返ると、単身赴任という状況が、夫婦の信頼を試す最大の試練だったのかもしれません。
単身赴任後、旦那様(雄一さん)にどのような変化が現れ始めたのでしょうか?
変化は、単身赴任が始まって半年が過ぎた頃から顕著になりました。まず、週末の帰宅が不規則になったことです。
以前は金曜の夜には必ず帰ってきていたのに、「急な仕事が入った」「体調が悪い」といった理由で、帰宅が土曜の昼になったり、月に一度は「帰れない」と言い出すようになりました。
一番の違和感は、彼からの連絡の頻度と質が急に落ちたことです。
以前は毎日欠かさなかった「おやすみ」の電話が、急に「LINEで済ませよう」になったり、私がメッセージを送っても既読になるのが遅くなったり。
そして、私が彼の単身赴任先の生活について尋ねると、言葉を濁したり、イライラした様子を見せることが増えました。
さらに、私と会う週末でも、以前は手料理を喜んで食べてくれたのに、「外で済ませてきた」と言うことが増えたり、私の前でスマホを触る時間が長くなったりしました。
極め付けは、単身赴任用の荷物の中に、以前は持っていなかったブランドのネクタイと、女性用の化粧品のような甘い香水の匂いがかすかに残っているのを感じたことです。
その時、「何かおかしい」という疑念が、明確な恐怖に変わりました。
探偵への浮気調査を決めたきっかけ
不安と違和感が確信に変わり、探偵への依頼を決断された決定的なきっかけは何だったのでしょうか?
探偵への依頼を決意したのは、彼の嘘が決定的に露呈した時です。
ある週末、雄一は「地方の取引先と急なゴルフの付き合いが入ったから帰れない」と連絡してきました。
しかし、私は彼の仕事用のスケジュール帳に、その日が「不倫相手と旅行」と走り書きされているのを見つけてしまったんです。
それは、彼が地方支店で知り合ったという、以前から私が少し気になっていた女性の名前でした。
その書き置きを見た瞬間、怒りよりも先に、裏切られたことへの深い悲しみと、もうこの夫婦関係は修復不可能だという確信が湧きました。
感情的に電話で問い詰めても、彼は嘘をつき、証拠を隠滅するだけだと直感しました。
私は、この裏切りを許さない。離婚して、不倫相手と夫の両方に責任を取らせる。
そのために、何よりも法的に有効で揺るぎない証拠が必要だと判断しました。
彼が嘘をついた「ゴルフ」の日に、単身赴任先で何をしているのか、プロの目で確かめてもらうしかないと決意し、すぐにネットで探偵事務所を調べ始めました。
離婚と慰謝料請求を見据えて、探偵事務所を選ぶ際に特に重視された点は何でしょうか?
離婚というゴールを見据えていたため、選ぶ基準は非常に明確でした。
- 離婚専門の弁護士との連携:証拠取得後、すぐに提携している実績豊富な弁護士を紹介してもらえるか。法廷で勝てる報告書を作成できるか。
- 遠方(単身赴任先)での調査実績:地方での調査経験があり、土地勘のない場所でも確実に尾行・証拠撮影ができる機動力があるか。
- 成功報酬型または明確なパック料金:調査が長期化するリスクを考慮し、無駄な費用がかからない料金体系であること。
私は特に離婚・慰謝料請求に特化した事務所を選びました。
無料相談では、単身赴任先での具体的な調査方法や、過去の成功事例、裁判での証拠の有効性について、非常に具体的で説得力のある説明を受けました。
担当者の方が「慰謝料を勝ち取るための証拠収集」という目的を共有してくれたことが、この事務所に託す決め手となりました。
依頼した探偵事務所の具体的な調査費用についてお聞かせいただけますか?
単身赴任先という遠方での調査は、費用も高額になりがちかと思いますが。
おっしゃる通り、単身赴任先である遠方での調査だったため、交通費や宿泊費などもかさみました。
ただ、自分にとっては金額よりも証拠集めの方が重要だったので、弁護士と相談の上、確実に証拠を掴むためのプランを選びました。
- 遠方調査集中パック(調査員2名・50時間): 90万円
- 遠方交通費・宿泊費(新幹線移動含む): 10万円
- 報告書作成費・諸経費: 5万円
合計で105万円かかりました。30代の私にとって大金でしたが、この105万円を「夫と不倫相手から確実に慰謝料を勝ち取るための先行投資」と捉えました。
もし証拠が不十分で慰謝料が減額されたり、離婚交渉が長期化したりするリスクを考えれば、この額は必要経費でした。
実際、この完璧な報告書があったおかげで、その後の慰謝料請求は非常にスムーズに進み、結果的に調査費用を大きく上回る金額を回収できたので、この投資は正しかったと確信しています。
調査の結果、旦那様の不倫相手や具体的な行動は明らかになりましたか?
はい、調査は迅速で、わずか数回の単身赴任先への張り込みで決定的な証拠が判明しました。
夫の雄一は、私が送った走り書きのメモに書かれていた通り、単身赴任先の支店で知り合った地元の事務員の女性と不倫していました。
報告書には、雄一が「ゴルフ」と嘘をついた週末、不倫相手と単身赴任先の自宅ではなく、近隣の観光地のホテルで密会している様子が克明に記録されていました。
二人が手をつないでホテルに入っていく写真、翌朝一緒に出てくる写真、そして旅行中の親密な写真まで、日時と場所と共に完璧に揃っていました。
調査で判明したのは、この不倫が単身赴任開始後、比較的早い段階から始まっており、私が週末に帰宅する日を避けて密会を繰り返していたという事実です。
裏切りの事実を突きつけられましたが、この動かしがたい証拠のおかげで、私は感情に流されず、冷静に離婚という次のステップに進むことができました。
調査結果とその後
決定的な証拠を突きつけた時、旦那様(雄一さん)はどのような反応を示されましたか?
証拠を突きつける場は、弁護士の先生を同席させて、厳粛な雰囲気で行いました。
私が探偵の調査報告書を雄一の前に置くと、彼は報告書をパラパラとめくり、ホテルの写真や不倫相手とのツーショットを見た瞬間に、顔が真っ青になりました。
彼は、単身赴任先での密会という、私が絶対に知りえないはずの事実が暴かれたことに、心底驚き、そして怯えているようでした。
最初は「友達と二人で食事をしただけだ」「肉体関係はない」などと、苦し紛れの嘘をつこうとしました。
しかし、弁護士の先生が「これは動かしがたい不貞行為の証拠です。法廷に提出すれば、あなたの立場は非常に不利になります」
と冷静に伝えると、雄一は観念し、深く頭を下げて「全て私の過ちです」と認めました。
私は、彼に泣いたり怒鳴ったりすることなく、「弁護士を通して離婚と慰謝料請求を進める」とだけ冷静に伝えました。
彼の謝罪に一切の情けは感じませんでした。これまでの信頼を裏切った事実が、私の中で彼との未来を完全に断ち切っていたからです。
証拠を基に、離婚と不倫相手への慰謝料請求を進められたのですね。具体的な対応と結果をお聞かせください。
証拠が揃った時点で、離婚の意思は固まっていたため、すぐに弁護士を通じて離婚協議に入りました。
同時に、夫と不倫相手の二人に対して慰謝料請求を行いました。
夫の雄一に対しては、不貞行為を理由に離婚を切り出し、財産分与と慰謝料請求を主張。
最終的に、雄一からは慰謝料として200万円を支払うことで合意しました。
そして、不倫相手に対しては、弁護士を通じて慰謝料350万円を請求。
不倫相手は当初、減額を強く求めてきましたが、探偵による完璧な報告書と、私が断固として譲らない姿勢を見せたことで、最終的に慰謝料250万円を一括で支払うことで合意に至りました。
結果として、私は夫と離婚し、夫と不倫相手から合計450万円の慰謝料を獲得しました。
この金額は、調査費用(105万円)を大きく上回り、私の新しい人生を始めるための大切な資金となりました。
プロの証拠と弁護士の冷静な交渉が、望む結果に直結したと確信しています。
この辛い経験を通じて、林さんが最も学んだことは何でしょうか?
最も学んだのは、「感情よりも、法的な裏付けを持つ事実が全てを決める」ということです。
夫が単身赴任中に不倫しているという疑念は、私を深く傷つけ、精神的に疲弊させました。
もし、感情的に問い詰めていたら、彼は嘘を重ねて逃げ切り、私は泣き寝入りしていたかもしれません。
しかし、探偵に依頼して動かしがたい証拠を掴んだことで、私は冷静に離婚という道を選び、夫にも不倫相手にも正当な責任を取らせることができました。
また、「自分の人生を諦めないこと」も学びました。
不倫は人生の大きな挫折ですが、私はプロの力を借りて自ら行動することで、人生の主導権を取り戻しました。
単身赴任という物理的な距離がある状況では、素人の私では証拠を掴むのは不可能でした。
プロに任せることの重要性を痛感しました。
この経験は辛かったですが、今は新しい人生を歩み始めるための、大切な区切りになったと思っています。
浮気・不倫に悩んでいる方へ
最後に、今、配偶者の浮気や不倫で悩み苦しんでいる方々へ、林さんからメッセージをお願いします。
配偶者の裏切りに直面している皆様へ。
今、あなたが抱えている心の痛みや不安は、行動を起こすことで必ず解消できます。
不安な気持ちを抱えたままでは、あなたの人生は前に進めません。
もし、あなたが離婚や慰謝料請求を考えているのなら、絶対に感情的にならず、まずは証拠を集めることに全力を注いでください。
特に、単身赴任など物理的な距離がある場合は、自分で証拠を掴むことは極めて困難です。
確実な証拠は、離婚交渉や慰謝料請求において、あなたの立場を圧倒的に有利にします。
私自身、探偵への依頼には勇気が必要でしたが、その一歩が、私を不安の渦から救い出し、望む未来へと導いてくれました。
あなたの人生の主導権は、あなた自身が握っています。
まずは信頼できる探偵事務所に相談し、あなたの権利と新しい人生を守るための準備を始めてください。
一歩踏み出すことが、あなたの心の解放へと繋がります。
まとめ
30代会社員の林聡子さんは、単身赴任中の夫・雄一さんの週末の帰宅の不規則さ、連絡の質の低下、そして「ゴルフ」と偽った旅行のメモを発見したことで、不倫を確信しました。
離婚を決意した林さんは、探偵事務所に依頼。
遠方での調査に105万円を費やし、夫が単身赴任先の事務員とホテルで密会する決定的な不貞行為の証拠を獲得しました。
証拠を突きつけられた夫は観念し、林さんは弁護士を通じて離婚協議と慰謝料請求を進めました。
その結果、夫からは慰謝料200万円、不倫相手からは慰謝料250万円、合計450万円という高額な賠償金を獲得し、無事に離婚を成立させました。
この慰謝料は調査費用を大きく上回り、林さんの新しい人生の資金となりました。
この経験を通じて林さんが学んだのは、「感情論ではなく、法的に有効な事実(証拠)こそが、問題を解決し、自分の権利を守る唯一の武器となる」ということです。
単身赴任という特殊な状況下では、自力での証拠収集は不可能であり、プロに依頼することが最速かつ確実な道でした。
今、単身赴任中の配偶者の不倫や浮気で悩んでいる方は、一人で悩まず、あなたの人生と権利を守るためにも、まずは信頼できる探偵に相談し、事実を明らかにしてから次の行動を起こすことを強くお勧めします。
