帰宅が不規則になり連絡も減っていった妻の浮気が不安に…サレ夫の体験談【30代/男性/接客業】

結婚生活の中での変化

まず、お二人の出会いから結婚生活について教えていただけますか?

私と妻は職場の同僚として出会いました。
彼女の明るさと、どんな時も周囲を気遣う優しさに惹かれ、私の方からアプローチしました。
共通の趣味も多く、一緒にいると本当に楽しくて、自然と結婚を意識するようになりました。
交際から3年で結婚し、新婚当初はまさに絵に描いたような幸せな日々でしたね。
お互いを尊重し、些細なことでも話し合い、理解を深めていったつもりです。
共働きで、家事も分担していましたし、週末には二人で旅行に出かけたり、友人と集まったりと、充実した毎日を送っていました。
子どもを授かってからは、さらに家庭が賑やかになり、夫婦で協力し合って子育てに奮闘していました。
妻は良き妻であり、良き母だと心から思っていましたし、私たち家族はどこにでもあるような、ごく普通の幸せな家庭だと信じていました。

日常生活の中でだんだん違和感が大きくなっていったんですね。具体的にどのような変化に気づかれましたか?

変化を感じ始めたのは、下の子供が小学校に入学した頃だったと思います。
以前は、どんなに遅くなっても「ただいま」と連絡をくれたり、帰宅時間も予測できたのですが、次第に帰宅が不規則になり、連絡も減っていきました。
残業が増えたとか、会社の付き合いで仕方ないのかな、と最初は考えていました。
しかし、週末も出かけることが増え、「会社のゴルフ」や「女友達とのランチ」といった理由で、私と子供と過ごす時間が明らかに減っていったんです。
携帯電話を肌身離さず持つようになり、お風呂に入る時でさえ持ち込むようになりました。
以前は無頓着だった身だしなみにも気を遣うようになり、新しい服や下着が増えたり、化粧品も高級なものに変わったりと、外見への意識が高まっているのが見て取れました。
私の問いかけに対しても、どこか上の空だったり、イライラした様子を見せたりすることも増え、以前のような穏やかで優しい妻の姿が、少しずつ失われていくのを感じ、漠然とした不安を抱き始めました。
浮気調査を決めたきっかけ

探偵調査を依頼することを決めた決定的な出来事はありましたか?

妻の変化に不安を抱きながらも、まさか自分の妻が不倫しているとは信じたくありませんでした。
しかし、ある日、妻の携帯電話がリビングに置きっぱなしになっていたんです。
普段なら絶対にありえないことでした。無意識のうちに画面が目に入ってしまい、そこに表示されていたのは、見慣れない男性からのメッセージでした。
内容は直接的なものではありませんでしたが、「会いたい」「次の週末はいつ空いてる?」といった、夫婦間では使わないような甘い言葉が並んでいました。
その瞬間、頭が真っ白になり、心臓が鷲掴みにされたような衝撃を受けました。
すぐに妻に問い詰めることはできませんでした。
もし誤解だったら、もし私の勘違いだったらと、妻を傷つけてしまうことを恐れたんです。
しかし、一度芽生えた疑念は消えることはなく、日常生活を送るのが困難なほど精神的に追い詰められていきました。
このままではいけない、真実を知りたいという思いが募り、確かな証拠を得るために、探偵事務所に相談してみようと決意しました。
自分一人では感情的になってしまい、冷静な判断ができないと感じたのも大きな理由です。

探偵事務所はどのように選ばれましたか?

まず、インターネットで「浮気調査 探偵事務所」といったキーワードで検索しました。
すると、本当に多くの事務所が出てきて、正直、どこを選べばいいのか途方に暮れましたね。
そこで、いくつか候補を絞るために、「料金体系が明確であること」「実績が豊富であること」「相談員の対応が良いこと」の3点を重視しました。
まず、複数の事務所のウェブサイトをじっくり見て、料金体系が明瞭に記載されているかを確認しました。
追加料金の有無や、成功報酬型のプランがあるかなどもチェックしました。
次に、過去の実績やお客様の声が具体的に掲載されている事務所を優先しました。実際に依頼した人の声は、信頼性を測る上で非常に参考になります。
そして、いくつかの事務所に実際に電話で問い合わせてみました。この時の相談員の対応がとても重要だと感じました。
私の話に真摯に耳を傾けてくれるか、質問に対して丁寧に答えてくれるか、無理に契約を勧めないかなどを注意深く見極めました。
最終的に、私が選んだ事務所は、電話での相談の際、私の状況に寄り添ったアドバイスをくれ、料金体系も明確で、調査の流れについても非常に丁寧に説明してくれたところでした。
何よりも、私の不安な気持ちに寄り添ってくれたことが、この事務所に決め手となりました。

探偵事務所の費用は納得できるものでしたか?

費用については、正直なところ、決して安価ではありませんでした。私が依頼したプランは時間制で、調査員2名体制で4時間パックという形で契約しました。
最終的にかかった総額は、約60万円でした。内訳としては、基本調査費用、車両費、報告書作成費用などが含まれていました。
正直、契約前は「こんなにかかるのか」と驚きましたが、事前にきちんと見積もりを提示してもらい、内訳も詳細に説明してもらえたので、納得して依頼することができました。
また、追加料金が発生する可能性のあるケースについても、事前に細かく説明があったため、後から予期せぬ請求が来るような不安はありませんでした。
もちろん、家計にとって大きな出費であることは間違いありません。
しかし、私にとっては、妻の不倫という疑念を抱えたまま過ごす精神的な負担の方が遥かに大きかったんです。
真実を知り、これからの人生をどうするべきか決断するためには、必要な投資だと考えました。
結果として、探偵事務所に依頼したことで、精神的な苦痛から解放され、次に進むための明確な道筋が見えたことを考えると、支払った費用は決して無駄ではなかったと感じています。
調査結果とその後

探偵による調査の結果、どのようなことが判明したのでしょうか?

探偵事務所に調査を依頼して、約2週間ほどで中間報告、その後1ヶ月ほどで最終報告がありました。
報告書には、妻が特定の男性と密会している様子が明確に記されていました。
写真や動画も添えられており、二人がホテルに出入りする決定的な証拠も含まれていました。
妻は、私が抱いていた漠然とした疑念の何倍も深く、その男性と関係を持っていたことが判明しました。
頻繁に会っており、平日だけでなく週末にも密会を重ねていたこと、そして、その男性が妻の職場の同僚であることも分かりました。
報告書を読み進めるにつれて、胸が締め付けられるような痛みを感じました。
これまで妻を信じ、疑うことすらしてこなかった自分を責める気持ちと、裏切られたことへの怒り、そして何よりも、幸せだと思っていた家庭が崩壊していたという現実に、絶望的な気持ちになりました。
探偵の方からは、「これで裁判になっても十分な証拠になります」と言われましたが、その言葉が、私の抱えていた状況の深刻さを改めて突きつけました。

探偵の調査で得られた証拠を奥様に見せた時、奥様はどのような反応をされましたか?

証拠を突きつける前は、妻がどのような反応をするのか、非常に不安でした。
逆ギレされるのではないか、嘘だと否定されるのではないか、と様々な悪い想像をしていました。
しかし、意を決して、探偵から受け取った報告書と写真、動画を妻に見せました。
妻は最初、信じられないというような表情で報告書を眺めていましたが、そこに写っている自分と見知らぬ男性の姿、そしてホテルに出入りする決定的な写真を目にした途端、顔から血の気が引いていくのが分かりました。
そして、膝から崩れ落ちるようにその場に座り込み、声にならない嗚咽を漏らし始めました。
最初は何も言葉を発せず、ただただ泣いていましたが、しばらくして、震える声で「ごめんなさい…」と繰り返し謝罪の言葉を口にしました。
私の問いかけに対しても、最初は沈黙していましたが、次第に、これまで隠していたこと、男性との関係について、ぽつりぽつりと話し始めました。
その時の妻の憔悴しきった姿を見て、怒りよりも、なんとも言えない虚無感に襲われました。

探偵の調査結果が出た後、奥様への対応や、その後のご夫婦の関係について、どのように進められましたか?

探偵の調査結果が出た後、私はまず、妻と冷静に話し合う時間を設けました。
怒りに任せて感情的になっても何も解決しないと考えたからです。妻はすべてを認め、謝罪しました。
私たちは今後のことについて、何日もかけて話し合いました。離婚するのか、それとも再構築を目指すのか。
子供たちのこともあったので、すぐに結論を出すことはできませんでした。
正直、妻を許すことは簡単なことではありませんでしたが、これまで築き上げてきた家庭や、子供たちのことを考えると、すぐに「離婚」という選択肢を選ぶことはできませんでした。
話し合いの結果、まずは別居することになりました。
お互いに距離を置いて、冷静に自分たちの気持ちと向き合う時間が必要だと感じたからです。
別居期間中、私は弁護士にも相談し、もしもの場合に備えて法的なアドバイスも得ました。
最終的に、夫婦関係の再構築は難しいと判断し、離婚に向けて動き出すことになりました。
もちろん、これは私と妻のケースであり、全ての夫婦に当てはまるわけではありませんが、私にとっては、探偵の調査結果を基に、冷静に、そして具体的な次のステップに進むことができた、という意味で非常に大きな意味がありました。

今回の奥様の不倫と、それに伴う探偵への調査依頼を通して、阿部さんが学ばれたことは何でしょうか?

今回の一件を通して、本当に多くのことを学びました。
まず、最も強く感じたのは、「自分の直感を信じることの重要性」です。
妻の変化に気づきながらも、「まさか」という気持ちが先行し、見て見ぬふりをしてしまった期間がありました。
もっと早く真実と向き合っていれば、もっと早く対処できていたのかもしれない、と今では思います。
次に、「専門家の力を借りることの必要性」です。
私一人では、感情的になってしまい、冷静に状況を判断することも、有効な証拠を集めることもできなかったでしょう。
探偵事務所に依頼することで、客観的な事実に基づいた証拠を得ることができ、それによって冷静な判断を下すことができました。
また、弁護士への相談も含め、専門家のアドバイスは、複雑な問題を乗り越える上で非常に心強いものでした。
そして、何よりも「自分自身を大切にすること」です。
不倫という問題は、被害者側も大きな精神的ダメージを受けます。一人で抱え込まず、信頼できる人に相談したり、心のケアをしたりすることの重要性を痛感しました。
この経験は、私にとって非常に辛いものでしたが、同時に、自分自身と向き合い、これからの人生をどう生きていくか深く考えるきっかけとなりました。
浮気・不倫に悩んでいる方へ

最後に、現在浮気や不倫で悩んでいる方々へ、阿部さんからメッセージをお願いします。

今、浮気や不倫の疑いを抱き、深く悩んでいる方がいらっしゃるなら、どうか一人で抱え込まないでください。
その苦しみは、計り知れないほど大きいことと思います。私もそうでした。
まずは、信頼できる友人や家族、あるいは専門家など、誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が少し楽になるはずです。
そして、もし「真実を知りたい」という気持ちが強く、具体的な行動を起こす必要があると感じるなら、探偵事務所への相談も選択肢の一つとして考えてみてください。
私自身、探偵に依頼するまで非常に迷いましたが、結果として、真実を知ることで、前に進むための大きな一歩を踏み出すことができました。
ただし、探偵事務所を選ぶ際は、信頼できる事務所を慎重に選ぶことが大切です。
複数の事務所に相談し、料金体系や対応などを比較検討することをお勧めします。
不倫の事実は、非常に辛い現実ですが、それと向き合い、どう行動するかは、あなたの今後の人生を左右する大切な決断です。
どうかご自身を大切に、最善の選択ができるよう、応援しています。
まとめ
今回は、妻に不倫をされてしまった男性の体験談でした。
阿部さんは、幸せな結婚生活を送っていましたが、妻の帰宅時間の不規則化や携帯電話の異常な管理など、不審な変化に気づき始めます。
決定的なのは、妻の携帯に残された不倫を匂わせるメッセージでした。疑念に苦しむ中、阿部さんは冷静な判断と確かな証拠を得るため、探偵事務所への依頼を決意します。
事務所選びでは料金の明確さ、実績、相談員の対応を重視し、高額ながらも真実を知るための必要な投資と捉えました。
探偵の調査で妻と職場の同僚との不倫が発覚し、決定的な証拠を突きつけられた妻は事実を認めました。阿部さんは別居を経て離婚を選択。
この経験を通し、阿部さんは「自分の直感を信じること」「専門家の助けを借りること」「自分を大切にすること」の重要性を学びました。
もし同様の悩みを抱えているなら、一人で抱え込まず、探偵に依頼することで、あなたの状況に合った解決策を見つけることができます。