子育てが終わってから夫の熟年不倫が原因で離婚。サレ妻体験談【50代/女性/会社員】

結婚生活の中での違和感

早速ですが、お二人の出会いから結婚生活についてお聞かせください。

夫とは、職場が一緒で、彼が私の部署に異動してきたのがきっかけで知り合いました。
当時、私は20代後半で、夫は少し年上でしたね。
彼の仕事に対する真摯な姿勢と、いざという時の頼りがいのある人柄に惹かれ、交際へと発展しました。
2年ほど付き合って結婚し、すぐに子どもにも恵まれました。結婚生活は、まさに「紆余曲折」という言葉がぴったりかもしれません。
子育てや夫の転勤、私の転職など、様々なライフイベントを二人で乗り越えてきました。
喧嘩もありましたが、その度に話し合い、絆を深めてきたつもりです。
子どもたちも成人し、最近では夫婦二人で過ごす時間が増え、週末には趣味のガーデニングを一緒に楽しんだり、近場の温泉に出かけたりと、穏やかな日々を送っていました。
「熟年夫婦」として、これからも支え合って生きていくのだと、何の疑いもなく思っていました。

幸せな結婚生活を送られていたんですね。
旦那様に現れ始めた変化について、具体的に教えていただけますか?

夫に変化を感じ始めたのは、定年退職を数年後に控えた頃でした。
それまで夫は、休日も家で過ごすことが多かったのですが、急に「友人とゴルフに行く」とか「会社のOB会」といった外出が増え始めました。
以前なら事前に話してくれたはずなのに、前日に急に告げられたり、具体的な内容を話したがらなかったりすることが増えました。
また、夜の帰宅時間も遅くなることが増え、「職場の飲み会が長引いた」と理由をつけていました。
一番気になったのは、携帯電話の扱い方です。
これまで携帯電話に無頓着だった夫が、常に肌身離さず持つようになり、私が見ている前では画面を伏せたり、通知音が鳴ってもすぐに確認しなくなったりしました。
私が話しかけても、どこか上の空だったり、急にイライラした様子を見せたりすることもあり、長年連れ添った夫ではないような違和感を覚えるようになりました。
胸の奥に、得体の知れない不安がじわじわと広がっていきました。
探偵への浮気調査を決めたきっかけ

探偵に調査依頼をすることになったきっかけは何だったのでしょうか?

夫の変化に気づいてはいましたが、まさか不倫をしているとは、どうしても信じたくありませんでした。
熟年夫婦だし、子どもたちも独立しているし、そんなことはありえないだろうと自分に言い聞かせていました。
しかし、ある日、夫の車の助手席の足元に、若い女性もののハンカチが落ちているのを見つけたんです。
それは、明らかに私の趣味とは違う、可愛らしいデザインのものでした。
そのハンカちを見た瞬間、これまで抱えていた漠然とした不安が一気に現実味を帯び、頭の中が真っ白になりました。
手が震え、心臓が大きく脈打つのが分かりました。
夫に直接問い詰めることも考えましたが、もし嘘をつかれたら、もし私が感情的になってしまって、冷静に話せなくなったら、と怖くなりました。
長年の夫婦関係ですから、安易に信じたくない気持ちもありました。
しかし、この疑念を抱えたままでは、今後の生活を送ること自体が困難だと感じ、確かな証拠を得るために、プロの力を借りるしかないと決意し、探偵事務所に相談してみようと思ったんです。

探偵事務所はどのように選ばれましたか?

まず、インターネットで「浮気調査 熟年」「探偵事務所 高齢」といったキーワードで検索し、いくつかの事務所をリストアップしました。
特に重視したのは、「料金体系の透明性」「豊富な実績と信頼性」「相談員の丁寧な対応」の3点です。
複数の事務所のウェブサイトを確認し、見積もり例や追加料金の有無などをじっくりと比較しました。
年齢が年齢ですし、余計な費用はかけたくなかったので、費用については特に慎重になりましたね。
次に、過去の実績やお客様の声が具体的に掲載されているかをチェックし、特に私のような熟年層の不倫調査に実績がある事務所を探しました。
そして、リストアップした事務所に実際に電話で問い合わせてみました。この時の相談員の対応がとても重要だと感じました。
私の話にじっくり耳を傾け、私の不安な気持ちに寄り添ってくれるか、質問に対して丁寧に答えてくれるか、無理に契約を勧めないかなどを注意深く見極めました。
最終的に私が選んだ事務所は、電話での相談の際、私の状況を深く理解し、具体的な調査方法や見込み期間、費用について、非常に丁寧に説明してくれたところでした。
何よりも、私のことを第一に考えてくれる姿勢が決め手となりました。

探偵事務所の費用はどのくらいかかりましたか?

探偵事務所に支払った費用は、正直なところ、決して安いものではありませんでした。
私が依頼したプランは、特定の期間での追跡調査を含むもので、最終的な総額は約50万円でした。
内訳としては、基本調査費用に加えて、車両費、報告書作成費用などが含まれていました。
事前に詳細な見積もりと、どのような場合に費用が上乗せされる可能性があるのかも丁寧に説明があったので、後から予期せぬ請求が来るような不安はありませんでした。
もちろん、年金生活を考えれば大きな出費であることは間違いありません。
しかし、長年連れ添った夫への疑念を抱えたまま、この先を過ごすことの精神的な苦痛は、お金には変えられないと感じていました。
真実を知り、これからの人生をどうするべきか決断するためには、必要な投資だと割り切ることができました。
結果として、探偵事務所に依頼したことで得られた明確な事実と、それによって決断できた次のステップを考えると、支払った費用は決して無駄ではなかったと、今はそう感じています。

探偵による調査で判明したことは何でしたか?

探偵事務所に調査を依頼して、約3週間ほどで中間報告があり、その後1ヶ月ほどで最終報告書が届きました。
報告書には、夫が私よりもかなり年下の女性と密会している様子が克明に記されていました。
写真や動画も添えられており、二人がカフェで親密に話している様子、手をつないで歩く姿、そしてラブホテルに出入りする決定的な証拠も含まれていました。
夫は、私に「会社の付き合い」と言っていた日に、その女性と会っていたことが判明しました。
その女性は、夫の勤務先近くの飲食店で働いている女性でした。
報告書を読み進めるにつれて、胸が締め付けられるような痛みを感じました。
長年信じてきた夫に裏切られたことへの激しい怒り、そして何よりも、幸せだと思っていた夫婦関係が崩壊していたという現実に、絶望的な気持ちになりました。
探偵の方からは、「これで裁判になっても十分に通用する証拠です」と言われましたが、その言葉が、私の抱えていた状況の深刻さを改めて突きつけました。
調査結果とその後

探偵の調査で得られた証拠を旦那様に見せた時、旦那様はどのような反応をされましたか?

探偵から受け取った報告書と証拠の映像を夫に見せる時は、本当に心臓が張り裂けそうでした。
私は冷静を装い、夫が帰宅したタイミングで、報告書と写真を夫の前に置きました。
夫は最初は「何これ?」というような顔をしていましたが、そこに写っている自分と若い女性の姿、そしてラブホテルに出入りする決定的な写真を目にした途端、顔から血の気が引いていくのが分かりました。
そして、その場に座り込み、声にならない嗚咽を漏らし始めました。
最初は何も言葉を発しませんでしたが、私が「このことについて、話がある」と切り出すと、震える声で「ごめんなさい…」と繰り返し謝罪の言葉を口にしました。
私の問いかけに対し、彼は観念したように、これまで隠していたこと、女性との関係について、全てを話し始めました。
その時の夫は、憔悴しきっていて、見ているのが辛くなるほどでした。
私の中にあった激しい怒りよりも、長年の夫婦関係に対する裏切りと、これまで信じてきたものが全て崩れ去ったような喪失感が押し寄せました。

探偵の調査結果が出た後、旦那様への対応や、その後のご夫婦の関係について、どのように進められましたか?

探偵の調査結果が出た後、私はまず、弁護士に相談しました。
確実な証拠があったので、今後の選択肢について法的なアドバイスが欲しかったからです。
夫とは、何度も話し合いを重ねました。
夫は不倫の事実を全て認め、心から反省している様子でしたが、長年の信頼が一度に失われたという事実は、簡単に受け入れられるものではありませんでした。
子どもたちはすでに成人し、それぞれの生活を送っていたため、子どもへの直接的な影響は少なかったのですが、それでも長年連れ添った夫との関係をどうするか、すぐに結論を出すのは困難でした。
話し合いの結果、夫婦関係の再構築は難しいと判断し、離婚に向けて具体的に動き出すことになりました。
弁護士を介して、財産分与や慰謝料など、具体的な条件を詰めていきました。
この一連の対応において、探偵が収集してくれた証拠は、私が感情的にならず、冷静に、そして有利な立場で交渉を進める上で、非常に大きな力となりました。

旦那様の不倫や探偵への調査依頼で学んだことはありますか?

今回の一件を通して、本当に多くのことを学びました。
まず、最も強く感じたのは、「自分の直感を信じることの重要性」です。
夫の変化に気づきながらも、「まさか」という気持ちが先行し、見て見ぬふりをしてしまった期間がありました。
もっと早く違和感に正直になっていれば、対処も違っていたかもしれません。
次に、「専門家の力を借りることの必要性」です。
私一人では、夫の不倫の証拠を集めることは不可能でしたし、感情的になってしまい、冷静な判断ができなかったでしょう。
探偵事務所に依頼することで、客観的な事実に基づいた証拠を得られ、冷静に次のステップに進むことができました。
弁護士への相談も含め、専門家のアドバイスは、この困難な状況を乗り越える上で、本当に心強いものでした。
そして、何よりも「残りの人生を自分らしく生きることの大切さ」です。
この経験は、私にとって非常に辛いものでしたが、同時に、これからの人生をどう生きていくか、真剣に考えるきっかけとなりました。
自分を大切にし、後悔のない選択をすることが何よりも重要だと学びました。
浮気・不倫に悩んでいる方へ

最後に、浮気や不倫で悩む方々へのメッセージをお願いします。

今、もし配偶者の浮気や不倫の疑いを抱き、深く悩んでいる方がいらっしゃるなら、どうか一人でその苦しみを抱え込まないでください。
その痛みは、言葉では言い表せないほど大きいことと思います。
私も同じ経験をし、その辛さはよく分かります。まずは、信頼できる友人や家族、あるいは専門のカウンセラーなど、誰かに話を聞いてもらうだけでも、心の負担は少し軽くなるはずです。
そして、もし「真実を知りたい」という気持ちが強く、具体的な行動を起こす必要があると感じるなら、探偵事務所への相談も検討してみてください。
私自身、探偵に依頼するまで非常に迷いましたが、結果として、真実を知ることで、前に進むための大きな一歩を踏み出すことができました。
ただし、探偵事務所を選ぶ際は、実績や料金体系の透明性をしっかりと確認し、信頼できる事務所を慎重に選ぶことが大切です。
感情的になる気持ちは痛いほど分かりますが、どうかご自身を大切に、最善の選択ができるよう、心から応援しています。
まとめ
渡辺明子さんは、長年連れ添った夫との穏やかな熟年生活を送っていましたが、夫の定年を控えた頃からその行動に変化を感じ始めます。
休日の外出増加や帰宅時間の遅れ、不自然な携帯電話の扱いに漠然とした不安を抱く中、夫の車内で見つけた若い女性のハンカチが決定打となり、不倫の疑いを確信しました。
感情的にならずに真実を知るため、渡辺さんは探偵への依頼を決意。料金の透明性や実績、相談員の対応を重視し、約50万円をかけて調査を依頼しました。
その結果、夫が若い女性と密会し、ラブホテルに出入りする決定的な証拠が報告されました。証拠を突きつけられた夫は事実を認め謝罪しましたが、渡辺さんは弁護士に相談し、離婚へと動き出します。
この経験から渡辺さんは、「自分の直感を信じること」「専門家の力を借りること」「残りの人生を自分らしく生きること」の重要性を痛感しました。
もし今、同様の悩みを抱えている方がいるなら、一人で苦しみを抱え込まず、探偵に相談することで、あなたにあった解決方法が見つかるでしょう。